ドジャースのコーリー・シーガーがトミー・ジョン手術を受けることになり、今季全休が決まりました。
Today, the Dodgers recalled Breyvic Valera from Triple-A Oklahoma City and placed Corey Seager on the 10-day DL with a right UCL sprain. Seager will undergo Tommy John surgery and will miss the remainder of the season.
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2018年4月30日
シーガーは昨年の終盤から右肘の痛みを抱えながらプレーしていました。
野手のトミー・ジョン手術は、一般的には投手よりも短いリハビリ期間で復帰することが可能です。
トミー・ジョン手術を受けた選手のデータをまとめてくれているJon Roegele氏が、2010年以降に遊撃手や内野手でトミー・ジョン手術を受けた選手をピックアップしてくれています。
カッコ内が復帰までにかかった期間です。9~12か月ぐらいが多くなっています。シーガーはうまくいけば来年の開幕には間に合いそうです。
Some other SS who have returned from Tommy John surgeries since 2010:
— Jon Roegele (@MLBPlayerAnalys) 2018年4月30日
Tyler Saladino, AAA (8 months to return to same level)
Rafael Furcal, MLB (15)
Zack Cozart, MLB (8)
Jeff Bianchi, AA (12)
Clay Fisher, College (10)
Andrew Rosa, College (11)#Dodgers
You could count other infielders as well:
— Jon Roegele (@MLBPlayerAnalys) 2018年4月30日
Gleyber Torres, AAA (10 months to return to same level)
Stephen Bruno, A+ (9)
Tim Saunders, A+ (9)
Blake Tiberi, A (11)
Miguel Sano, AA (13)
Matt Skole, AA (12)
Ryan Brett, AAA (12)
Fernery Ozuna, A- (10)
Kevin Taylor, A (10)
Of those, Zack Cozart, Gleyber Torres, and Matt Skole all had the surgery on their non-throwing arm, which can make a difference.
— Jon Roegele (@MLBPlayerAnalys) 2018年4月30日
ロバーツ監督は、シーガーの代わりにクリス・テイラーがセンターからショートに移ると話しています。
テイラーは昨年.288/354/.496、21本塁打、17盗塁とブレイクしましたが、今年はまだ.232/.271/.424、4本塁打という成績です。
ショートの守備ではシーガーには劣るものの、昨年に近い打撃ができればかなり穴は埋まるのですが、そうでなければ苦しくなってきます。
ドジャースの野手は他にも、ジャスティン・ターナー、ローガン・フォーサイス、ヤシエル・プイグがDL入りしています。
今日のダイヤモンドバックス戦のスタメンはこんな感じでした。
Tonight's Dodger lineup at D-backs:
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2018年4月30日
Taylor SS
Utley 2B
Grandal C
Bellinger 1B
Pederson LF
Verdugo RF
Hernández CF
Muncy 3B
Stripling P pic.twitter.com/BqrOcx9V6K
この他にはマット・ケンプももちろんいます。3Aにはアンドリュー・トールズがいますが、現在ハムストリングを痛めて離脱中です。テイラーがセンターからショートに回った分を、左打ちのジョク・ピーダーソン、アレックス・バードゥーゴ、トールズと右打ちのキケ・ヘルナンデスでカバーすることになります。
シーガーの代わりに3Aから昇格したのはブレイビック・バレラという選手。今季3Aの17試合で.373/.459/.549、2本塁打と結果を残しており、メジャーでも戦力になるかもしれません。
シーガーが今季全休ということで、オリオールズのマニー・マチャドをトレードで獲得する可能性が気になるところです。
短期的にはまずありませんが、テイラーの調子が上がってこなければドジャースも考えなければならないかもしれません。それでも、相当の見返りを要求されることや、年俸総額がぜいたく税の基準を下回るためには余裕がないことを考えると、可能性はあまり高くないのかなという気はします。
ドジャースは今日のダイヤモンドバックス戦にも敗れて、現在12勝16敗。首位のダイヤモンドバックスに8ゲームの差をつけられています。
スロースタートな上にシーガーの全休まで重なったドジャースは、ここから持ち直していけるのでしょうか。
Photo: Arturo Pardavila III