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タイトルの通り、エンゼルスのマイク・トラウトはオープン戦ここまでの15試合、44打席でまだ三振をしていません。

三振をしていないだけでなく普通に打っており、.278/.409/.500、2本塁打、2盗塁、7四球という成績です。

Orange County Registerによると、トラウト本人は特に三振を減らすことを意識しているわけではなく、「新しいことはない。ただ2ストライクになったらバットに当てて前に飛ばそうとしているだけだ。それがうまくなっているんだよ」と話しています。

今日のダイヤモンドバックスの試合でも、昨年ナ・リーグ最高の奪三振率12.1を記録したロビー・レイに対して、最初の2打席でどちらも2ストライクに追い込まれたものの、ファウルで粘って四球とセンターフライという結果でした。

ちなみに、レギュラーシーズンでは昨年の28打席連続三振なしが最長だということです。

トラウトは2014年にシーズン184三振を記録して以降、どんどん三振が少なくなっています。それと同時に四球も増えており、ますます穴のない打者へと進化しています。昨年はついに四球が三振を上回りました。

2014年:四球率11.8%、三振率26.1%
2015年:四球率13.5%、三振率23.2%
2016年:四球率17.0%、三振率20.1%
2017年:四球率18.5%、三振率17.8%

昨年は114試合で、.306/.442/.629、33本塁打、22盗塁という成績でした。出塁率、長打率、そしてもちろんOPSもリーグ1位という内容的にはキャリアベストのシーズンだっただけに、ヘッドスライディングで左手親指の靭帯を損傷し離脱してしまったことが残念でなりません。

今年はフルシーズンプレーしてさらに進化した姿を見せてほしいと思います。

Photo: Keith Allison