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レイズからFAのアレックス・コブが、オリオールズと4年5700万ドルで合意しました。


コブは昨年29試合に先発し、防御率3.66、6.4K/9、2.2BB/9、1.1HR/9という成績。2015年にトミー・ジョン手術を受けてから初めてのフルシーズンでした。

コブの投球内容などについては以前の記事に書いています。


ポイントは、トミー・ジョン手術から復帰して以降は、一番の武器であったスプリットのように指を開いて投げるチェンジアップが以前のように投げられなくなり、それが投球内容の悪化につながったという点でした。したがって、オリオールズでのコブの投球は、チェンジアップの感覚を取り戻せるかが重要になってくるはずです。

オリオールズのローテーションは、ケビン・ゴーズマン、ディラン・バンディの2人しかいなかったところに、クリス・ティルマンと再契約、アンドリュー・キャッシュナーとの契約、そしてコブで5人そろいました。

しかし、この時期に4年5700万ドルという満額回答のような契約になったのは驚きました。MLB Trade Rumorsのオフシーズン当初の予想4年4800万ドルを上回っています。ランス・リンが1年1200万ドルでコブが4年4800万ドルと予想した人は一人もいなかったはずです。

オリオールズはここ最近、オフシーズンの終盤になってヨバニ・ガヤードやウバルド・ヒメネスといった先発投手と契約して失敗しています。今回の契約も大丈夫なのかなと心配になってしまいます。

これでオリオールズが優勝争いできるかと言えば難しいと思いますし、マニー・マチャド、アダム・ジョーンズ、ザック・ブリットン、ブラッド・ブラックは今季限りでFAになります。ヤンキースやレッドソックスはしばらく強いままでしょうから、今後も可能性が低い中で戦っていくということになるのでしょう。

コブはレイズからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、オリオールズは上から3番目のドラフト指名権(全体51番目)を失います。

コブが5000万ドル以上の契約を結んだため、レイズには1巡目の後の指名権が補償として与えられます。

なお、開幕間近の契約ということで、コブはシーズン開幕はマイナーで投げて準備をすることになるようです。

また、オリオールズは身体検査に厳しい球団で、過去に契約を破談にしたこともありますから、コブとの契約も正式に成立するまでどうなるかは分かりません。

Photo: Arturo Pardavila III