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カージナルスのランス・リンがツインズと1年1200万ドルで合意しました。出来高を含めると最大1400万ドルになります。


リンはトミー・ジョン手術明けの昨年、33試合に先発し、防御率3.43、7.4K/9、3.8BB/9、1.3HR/9という成績でした。

リンはカージナルスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、ツインズはドラフト指名権を失います。本来は上から3番目の指名権を失いますが、ツインズの上から3番目の指名権は戦力均衡ラウンドBの保護された指名権のため、上から4番目(全体95番目)の指名権を失うことになります。

一方、カージナルスには3巡目の前の指名権が与えられます。

リンの昨年の成績は防御率だけを見れば手術前とあまり変わりませんが、内容は低下しています。2015年と比較すると、奪三振率は8.6から7.4に、被本塁打率は0.7から1.3に悪化しています。BABIP.244に支えられての成績だったと言え、FIP4.82が示す通り、内容的には防御率4点台の投球でした。

それでももちろん1年1200万ドルで契約できるのはツインズにとってはラッキーです。MLB Trade Rumorsでは4年5600万ドルと予想されていました。

ツインズは、一時はリンに2年契約のオファーを出していたようです。その時はリン側も、もっといいオファーがあるだろうということで断ったのでしょう。

また、リンは他球団から1200万ドル以上を保証してくれるオファーがあったものの、勝つチャンスがあるチームということでツインズを選んだようです。

これでツインズのローテーションは、アービン・サンタナ、ホセ・ベリオス、リン、ジェイク・オドリッジ、カイル・ギブソンの5人が基本となりそうです。ただし、エースのサンタナは右手中指の手術で開幕から1か月ほど出遅れる予定です。

個人的にはリンもオドリッジも内容的には不安があるというのが正直なところですが、故障なく投げてくれればそこそこ良いローテーションが出来上がったのかなと思います。リン、オドリッジ獲得にかかったコストを考えれば文句なしでしょう。

Photo: Keith Allison