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レイズは今シーズン通して先発投手4人制を採用する見込みだとタンパベイ・タイムズなどが報じています。

先発投手が4人といっても中3日で回すわけではなく、4人を通常の中4日で回し、ローテーションの5人目に当たる日は”ブルペンデー”として複数イニングを投げるリリーフ投手たちでまかなうというプランです。

今年からシーズンの開幕日が早まり、シーズン中のオフが4日増えます。レイズはシーズン最初の38日間で8日の休みがあるため、最初の6週間はローテーションを4人で回すとしていましたが、それを拡大してシーズン通して上に書いたプランで投手起用を行う予定だということです。

これは、ジェイク・オドリッジの放出やブレント・ハニーウェル、ホセ・デレオンのトミー・ジョン手術の前から考えられていたそうです。

現時点での先発ローテーションに入るのは、クリス・アーチャー、ブレイク・スネル、ジェイコブ・ファリア、ネイサン・イバルディの4人です。

複数イニングを投げるリリーフ投手として考えられるのは、マット・アンドリース、オースティン・プルイット、アンドリュー・キットレッジ、アンソニー・バンダ、ヨニー・チリノス、 胡智為(フー・チーウェイ)、ハンター・ウッド、ライアン・ヤーブローだということです。これらの投手はオプションが残っているため、メジャーとマイナーで自由に入れ替えることができます。

ケビン・キャッシュ監督はこのプランについて「我々には若くていい投手がたくさんそろっている。彼らすべてに登板機会を与えたい。だれかの登板機会を妨げたり、ローテーションに入れなかったからといてその投手を活用しないということはしたくない」と話し、メジャーで投げる準備が整った若い投手が多くいることが大きな要因だとしています。

エンゼルスやレンジャーズが6人ローテを採用する見込みの一方で、レイズの4人ローテという案が出てきて興味深いです。

常識を変えうる革新的な試みか、と問われたキャッシュ監督は「機能した場合はね。機能しなかったら、ただのバカだ」と笑いながら答えたそうです。

かなり実験的な起用方法で成功するかは分かりませんが、今後の成り行きには注目です。

Photo: Keith Allison