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エンゼルスの一員として投打でオープン戦に出場し、一挙手一投足が注目を集めている大谷翔平。

エンゼルスとの契約が決まる前には、最終候補に残る7球団との面談が行われ、ドジャースもそのうちの一つでした。

ロサンゼルス・タイムズの記事によると、ドジャースと大谷の面談の席には、大谷を口説き落とすために、クレイトン・カーショー、ジャスティン・ターナー、クリス・テイラーの3人がそれぞれの予定がある中で駆け付けたということです。

面談には、編成トップのアンドリュー・フリードマン、ファーハン・ザイディGM、スタン・カステン球団社長、デーブ・ロバーツ監督、ストレングス・コンディショニングコーチのブランドン・マクダニエルなどが出席していました。

およそ3時間の面談について、ターナーは「時間の無駄だったと思う」と話し、カーショーに至っては「ただただ途方もない時間の無駄だった」とまで言っていたようです。

実際に、大谷はドジャースを選ばず、「縁を感じた」という理由でエンゼルスと契約を結びました。

カーショーは大谷のことを「とても礼儀正しいやつだった」とし、大谷自身に対して敵意は持っていないものの、大谷の代理人ネズ・バレロに対しては反感を感じているようです。

「DHでプレーしたいとあらかじめ決まっているように思えた。我々に無駄な時間と努力を使わせたことについて、彼の代理人には腹を立てている。15球団は最初から除外しておくべきだった。おそらくナショナル・リーグの全員がフラストレーションを感じていると思う。たくさんの人がたくさんの時間をかけて、何が彼の心を動かすのかを探り、契約にこぎつけようとしたんだ」

また、ターナーはこう話しています。

「彼はあの場にいなくても良かったんじゃないかな。俺たちは窓に向かって話しているようなものだった。ある時、彼は本当は打者と投手のどちらがいいのか聞かれたんだ。そしたら『監督が言うならどちらでも』と言ったんだ。おいおいって感じだったよ」

ロバーツ監督は選手とは違い、大谷はプレゼンに熱心に耳を傾けていた、と受け取りました。しかし、結論としては同じで「あらかじめ決まっていたと思う。彼はアメリカン・リーグに行きたかったんだ」と話しています。

代理人のバレロはこのことについてメールで回答し、「ショウヘイは最初から公平なプロセスに真剣に関わっていた。…その球団でプレーする意思がないのに面談を要求したというのは事実無根であり、彼の倫理感に対する侮辱だ」としています。

オープン戦で大谷と直接対決したことについて聞かれたカーショーは「今はどうでもいい。彼はドジャースを選ばなかった。幸運を祈るよ」と話しました。

このそっけないコメントの裏には、12月に行われた面談のことが頭の中にあったのかもしれません。

Photo: YU-JEN SHIH