14537131374_4bc68fb77c_z

ジャイアンツのブランドン・クロフォードは昨年、打撃成績が低下し、チームもメジャーワーストタイの98敗を喫するなど苦しいシーズンでした。

しかし、フィールドの外ではさらに辛い出来事が重なっていたようです。

サンフランシスコ・クロニクルの記事によると、シーズンが始まって数週間の頃に、妻ジャリンの姉ジェニファーが喘息の発作で亡くなっていたということです。

また、ジャリンはジェニファーの死の直後を含む2度、早期の流産を経験しました。

そして、別の姉ジェイミー・ダンツスチャーは、米国体操連盟の元チームドクター、ラリー・ナサールが長年にわたって選手に性的虐待を加えていた事件の被害者として裁判に関わっていました。

ジェイミーは2000年シドニー五輪で銅メダルを獲得した元体操選手で、最初にナサールからの性的虐待を公表した被害者の一人でした。公表した当初はソーシャルメディア上で、”娼婦”、”嘘つき”などと罵られたそうです。

ナサールにはすでに最大175年の禁錮刑などの判決が下されています。

この事件については、現地の記者をツイッターでフォローしているので、タイムラインで何度も目にして知っていましたが、クロフォードの妻の姉が被害者だというのは知りませんでした。

現在、クロフォードの妻ジャリンのお腹の中には6月に生まれる予定の赤ちゃんがいるということです。

ジャイアンツは昨年96敗を喫しましたが、エバン・ロンゴリア、アンドリュー・マカッチェンをトレードで獲得するなど、今年も勝ちに行く姿勢を見せています。

2017年はクロフォードにとって難しい一年だったと思います。今年はまた気持ち新たにプレーできるといいなと思います。

Photo: phoca2004