ダイヤモンドバックスからヤンキースに移籍したブランドン・ドルーリー。
このオフ、フライボール・レボリューションの考えに基づきJ.D.マルティネスやクリス・テイラーを別人に生まれ変わらせた打撃コーチの1人であるロバート・バンスコイオクから指導を受けたようです。
Brandon Drury, the new Yankees third baseman, spent the offseason working with Robert Van Skoyoc, the hitting guru who helped transform the careers of J.D. Martinez and Chris Taylor (among others). "I'd put a good swing on the ball and get a single or... https://t.co/lSFH2a7ZX5
— David Schoenfield (@dschoenfield) 2018年2月22日
2週間ほど前の記事で、バンスコイオクがこのオフにダイヤモンドバックスの打撃ストラテジストというポジションに就いたことを書きました。ドルーリーはシーズンが始まる前に早くも指導を受けていたということですね。
参考:J.D.マルティネスのスイングを改造した打撃コーチがDバックスの”打撃ストラテジスト”に就任
NorthJersey.comの記事のよると、ドルーリーは「これまでは自分の能力をまったく発揮できていなかったと思う。…ホームランは無理に打つことはできない。でも自然に増えてくると思う。ボールを自然に上に向かって打つことに非常に力を入れて取り組んだからね」と話しています。
ドルーリーは昨年135試合に出場し、.267/.317/.447、13本塁打という成績でした。
マイナーでは主に三塁を守っていましたが、ダイヤモンドバックスではジェイク・ラムというレギュラーがいるため、二塁や外野も守りました。
ヤンキースでは開幕から三塁のレギュラーとして起用される見込みです。
今でも十分優秀な選手ですが、本来のポジションである三塁に固定されることで打撃に集中し、フライボール・レボリューションの理論をうまく取り入れることができれば、非常に危険な打者になる可能性がありそうです。
ブライアン・キャッシュマンGMは「彼はただの質のいいレギュラー選手以上のものになる能力を備えている。大きな可能性を秘めている。彼はいいメジャーリーガーとしての立場を確立したが、彼の夢はもっと上にあると知っている」と期待をかけています。
ここのところトレードの打率が非常に高く、ドルーリーと同じダイヤモンドバックスから成長を見込んでディディ・グレゴリアスを獲得するなどホームラン級のトレードも成立させているキャッシュマン。またもその辣腕ぶりを証明するトレードになるのでしょうか。注目です。
Photo: Keith Allison