アストロズのトッププロスペクト、フォレスト・ウィットリーが薬物規定違反で50試合の出場停止処分を受けたとESPNのバスター・オルニーが伝えています。


ウィットリーは、2016年1巡目(全体17位)指名の20歳。ベースボールアメリカのプロスペクトランキングでアストロズ内1位、全体10位と評価されているメジャー有数のトッププロスペクトです。

昨年はA、A+、2Aで計23試合(18先発)、防御率2.83、13.9K/9、3.3BB/9、0.5HR/9の成績。


こちらがMLBの公式発表。
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この発表は、通常の出場停止処分を発表する場合のテンプレートに従っていない点に注目すべきだそうです。マリファナなどのdrug of abuseであれば2度目の違反であることが明示されるし、ステロイドなどのPEDであれば具体的に何のPEDであるかが明記されるはずだということです。

今回の発表は”薬物防止と治療プログラムの違反”と書かれていて、通常あるはずの”陽性反応を示した”という記述がないということ。

ウィットリーはシーズン終了後にカレッジ・フットボール(ここではベースボールと書かれていますが訂正されています)の試合を見に行き、長いドライブで寝てしまわないように友人から正体不明の興奮剤?刺激物?をもらったそうです。

ウィットリーはMLBの決定に異議を申し立てるために弁護士を雇ったとのこと。数週間前からこの発表があることは分かっていて、この決定を止めることができなかったということです。

ウィットリーのコメント。

「私は失敗を犯したし、自分の行動に対しすべての責任を取る。アストロズの組織、家族、近しい人たちに対して謝罪をしたい。私はこの失敗から学び、可能な限り最高の野球選手になるための努力を続ける」

最初はただの出場停止処分かと思ったんですが、なんだか複雑な話のようです。現時点の情報はここまで。新しい情報があればお伝えします。