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メッツがロイヤルズからFAのジェイソン・バルガスと2年1600万ドル+球団オプションの契約に合意しました。

オプションは800万ドル、出来高が投球回数に応じて1年あたり最大150万ドルです。オプション、出来高を合わせると最大で3年2700万ドルだということです。3年目も出来高がついているのであれば総額2850万ドルになると思うんですが、そのあたりはよく分かりません。

バルガスは昨年32試合に先発し、18勝11敗、防御率4.16でクルーバー、カラスコと並び最多勝を獲得。6.7K/9、2.9BB/9、1.4HR/9という内容。トミー・ジョン手術から復帰して初のフルシーズン。前半は防御率2.62に対し、後半は防御率6.38でした。

メッツのローテーションは昨年、故障者続出で崩壊。先発防御率は5.14でメジャー27位でした。

ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガードの両エースにマット・ハービー、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラー、セス・ルーゴ、ロバート・グセルマン、ラファエル・モンテロといった面々です。

とにかく誰がどれぐらい投げてくれるか分からないので、バルガスのようなイニングを稼いでくれる存在は必要です。

ただし、Fangraphsによるとトミー・ジョン手術前と比べて速球の平均球速が2マイルほど落ちて85.6マイルになっており、35歳という年齢を考えてもやや黄色信号かなと思います。

昨年後半の不調を危ない兆候と見るのか、トミー・ジョン手術から復帰して初めてのフルシーズンだったのが理由と見るかは難しいところです。

Photo: Minda Haas Kuhlmann