メッツがロイヤルズからFAのジェイソン・バルガスと2年1600万ドル+球団オプションの契約に合意しました。
Jason Vargas rewarded for his big season with a two-year, $16M deal with the #Mets, pending physical. Deal includes a club option for 2020.
— Jerry Crasnick (@jcrasnick) 2018年2月16日
オプションは800万ドル、出来高が投球回数に応じて1年あたり最大150万ドルです。オプション、出来高を合わせると最大で3年2700万ドルだということです。3年目も出来高がついているのであれば総額2850万ドルになると思うんですが、そのあたりはよく分かりません。
Jason Vargas' 2020 club option is worth $8 million, bringing the potential total of the deal, if he hits all his incentives, to $27 million over three years. #Mets
— Anthony DiComo (@AnthonyDiComo) 2018年2月16日
Vargas also gets 1.5M incentives each year based on innings. @AnthonyDiComo first with term
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2018年2月16日
バルガスは昨年32試合に先発し、18勝11敗、防御率4.16でクルーバー、カラスコと並び最多勝を獲得。6.7K/9、2.9BB/9、1.4HR/9という内容。トミー・ジョン手術から復帰して初のフルシーズン。前半は防御率2.62に対し、後半は防御率6.38でした。
メッツのローテーションは昨年、故障者続出で崩壊。先発防御率は5.14でメジャー27位でした。
ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガードの両エースにマット・ハービー、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラー、セス・ルーゴ、ロバート・グセルマン、ラファエル・モンテロといった面々です。
とにかく誰がどれぐらい投げてくれるか分からないので、バルガスのようなイニングを稼いでくれる存在は必要です。
ただし、Fangraphsによるとトミー・ジョン手術前と比べて速球の平均球速が2マイルほど落ちて85.6マイルになっており、35歳という年齢を考えてもやや黄色信号かなと思います。
昨年後半の不調を危ない兆候と見るのか、トミー・ジョン手術から復帰して初めてのフルシーズンだったのが理由と見るかは難しいところです。
Photo: Minda Haas Kuhlmann