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ゴードン、スタントン、オズーナ、イエリッチと主力を次々に放出したマーリンズにあって、トレードすら不可能な不良債権となってしまっているチェン・ウェイン。

マーリンズは2年前のオフにチェンと5年8000万ドルで契約しましたが、これは当時のオーナーであるジェフリー・ローリアが強権を発動してのものだったようです。

「今日のひとくちメモ:チェンがFAだったとき、マーリンズのフロントオフィスは意見が割れていて、チェンには他の球団からもオファーがあった。そこでミスター・ローリアが介入して、スコット・ボラスと1対1で契約を結んだ。そうしてチェンはマーリンズの選手になった」

チェンはマーリンズ1年目の2016年は22先発で5勝5敗、防御率4.96の成績でした。左肘の故障で約2か月離脱しています。

2年目の2017年は9試合(5先発)で防御率3.82。5月に左肘の内側側副靭帯の部分損傷が見つかり離脱。トミー・ジョン手術ではなくPRP療法を選択し、9月に復帰。リリーフで4試合に登板するも、再び肘に違和感を覚えシーズンが終了しました。9月末にはもう一度PRP療法を受けています。

そして、今季開幕に向けて調整していましたが、マッティングリー監督が今日、チェンは開幕には間に合わないと発言したということです。

チェンの契約はオーナーがしゃしゃり出てくるとろくなことがないという一つの例ですね。日本でプレーした馴染みのある選手ですし頑張ってほしいんですが、肘の状態がかなり厳しそうです。

Photo: 總統府