ダルビッシュ有がカブスと正式に6年契約を結び、記者会見が行われました。

カブスの公式ツイッターは日本語で契約を発表。


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ユニフォームに袖を通す場面。

記者会見の内容。
 エプスタイン編成本部長とともに会見に出席した右腕は背番号「11」のついたユニホームに袖を通し、「この度はカブスという素晴らしい球団に入団することができて、非常に光栄に思います。しっかり評価に見合うような結果を出せるように頑張っていきたいですし、早くチームに馴染めるようにしたいと思います」と入団の喜びを語った。

 カブスとは12月に直接会談に臨み、通訳を介さずにざっくばらんな話をした。そこで伝わってきたのが誠意だった。「すごく誠意を持って交渉してくれていた。エプスタインさんをはじめ、すごくみなさん人間が素晴らしかったので、ここだと家族で安心して過ごすことができるなと思いました」と感謝。さらに、カブスを選んだ理由として「もちろん、ワールドシリーズに行ける確率が非常に高いというのが(チーム選択の)かなりのプライオリティだったので、それを十分過ぎるほどに満たしているチームだった」と明かした。

 外から見たチームの印象としては「本当に凄くいい選手で若い選手がたくさんいますし、本当にいいチーム、(敵としては)やりにくいなあというのが、ありました」と話した。新天地での楽しみを聞かれると「レンジャーズにもドジャースにもなかったものが、ここにもあると思う。この球団から学べることがいっぱいあると思うので、それが凄く楽しみ」と笑顔を見せた。

 -所属先が決まらない間に不安はなかったか

 ダルビッシュ (代理人に)もしも自分たちが求めているようなもの(条件)がなくチームが決まらなければ、いつでも引退できるからいいよと言っていた。


レンジャーズ時代の同僚で仲のいいクリス・ジメネスをいじって笑いを取る場面もありました。
やや緊張の面持ちで会見に臨んだダルビッシュだが、約30分に及ぶ会見中にはジョークが飛び出し、集まったシカゴメディアから爆笑をさらった。

 最初に場が和んだのは、「旧知のクリス(・ジメネス)の存在はいい影響を与えるか?」という質問が飛んだ時だ。ジメネスといえば、レンジャーズ時代の2014年途中から2015年までダルビッシュとバッテリーを組んだ元同僚。12試合でコンビを組み、防御率3.29と相性も良く、一時はダルビッシュの“専属キャッチャー”と呼ばれた。さらに、昨季ツインズでプレーしたジメネスに、ツインズからオファーを受けた右腕が電話を掛け、チームについて“予習”をしたこともある。FAとなったジメネスは今年1月22日にカブスとメジャーキャンプ招待付きマイナー契約を結んでいたため、誰もが「イエス」の答えを予想した時だった。

「コントレラスの方がいいです」

 いたずらそうに笑う右腕が、正捕手ウィルソン・コントレラスの名前を出した瞬間、隣に座ったエプスタイン編成本部長を含む会見場全体が爆笑に包まれた。そうは言ったものの、会見後に軽く行ったキャッチボールの相手となったのはジメネス。会見では冷や水を浴びせた形になったが、しっかりフォローも忘れなかった。


マドン監督は”大胆不敵”と書いてあるTシャツを着ていました。


ダルビッシュの年ごとの年俸は次の通り。

2018年:2500万ドル
2019年:2000万ドル
2020年:2200万ドル
2021年:2200万ドル
2022年:1900万ドル
2023年:1800万ドル

サイ・ヤング賞投票1位で200万ドル、2~5位で100万ドルのボーナス。

当初から出来高を含めると年俸総額1億5000万ドルと報道されていました。毎年サイ・ヤング賞を獲得しても出来高1200万ドルで総額1億3800万ドルです。残りの1200万ドルがどのような形になっているのかは現時点では分かりません。

トレード拒否権は最初の4年間は全球団、最後の2年間は12球団となる模様です。

2年目の2019年終了後にオプトアプト(契約破棄)することができます。残り4年8100万ドルの契約を全うするのかFAになるのかを、33歳となる2年後に選択することになります。


これで正式にカブスの一員になりました。サイ・ヤング賞争いをして毎年ボーナスを獲得するぐらいの活躍を期待したいと思います。