ダッグアウト内の電話における会話をすべて録音できるように、MLBはすべての球場のダッグアウトに新しい電話を設置するとThe Athleticのケン・ローゼンタールが報じました。
チャレンジするかどうかを決定するために映像を確認できるリプレー・ルームが設けられていますが、その映像からサインを盗み電話を使ってダッグアウトに伝えることを防ぐための措置です。
昨年はレッドソックスがアップルウォッチを使ってサイン盗みを行っていたことが明らかとなり、罰金処分が下されました。
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ジャスティン・バーランダーは昨年6月に「もう試合の駆け引きの話ではなくなってきている。昔は、二塁ランナーがサインを解読できたとしても、それは試合の一部だったと思う。今はそういうレベルじゃない。良くない状況だ」と話していました。
また、試合時間短縮策のひとつとして、ピッチクロックとともにマウンドへ行く回数の制限も導入されそうな情勢です。
アストロズのランス・マッカラーズJr.はツイッターで「マウンドへ行く回数の制限はできない。特に捕手からのものは。最先端のテクノロジーを使ってサイン盗みを行っている時代だから、頻繁にサインを変更しなければならない」とコメントしていました。
You can’t limit mound visits, especially from the catcher, when everyone is using adv tech to steal signs. You have to change them too often to try to keep things as “even” as possible. And I’m not talking about signs when a man is on second. https://t.co/VsNhPMlnWX
— Lance McCullers Jr. (@LMcCullers43) 2018年1月19日
ダッグアウトの電話での会話の録音しサイン盗みを防止しようとするのも、このような状況をふまえてのものだと考えられます。
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