クリスチャン・イエリッチの獲得、ロレンゾ・ケインとの契約で話題をさらったブルワーズがファン感謝イベントを行いました。

新加入の選手も顔を見せました。左からケイン、イエリッチ、チャシーン。

選手の起用方法などチームのプランに関する発言もいろいろありましたのでまとめておきます。

まずはローテーションについて。

カウンセル監督によると現時点でローテーション入り確定なのが、チェイス・アンダーソン、ザック・デイビーズ、ジョーリス・チャシーンの3人。それに続くのが、ブランドン・ウッドラフ、ブレント・スーター、ヨバニ・ガヤード、ジュニオール・ゲラ、アーロン・ウィルカーソンだということです。

この中に名前が入っていないのがジョシュ・ヘイダー。マイナーでは先発でしたが、メジャーデビューした昨年はリリーフで35試合、47回2/3、防御率2.08、12.8K/9と活躍しました。

今年どちらで起用されるのかはっきりしていませんでしたが、スターンズGMもヘイダーは開幕からリリーフで起用されると話しました。

ヘイダー本人は「試合の後半、プレッシャーのかかる場面は好きだ。投げられるならどこでもいい」とコメントしています。

そして、右肩関節唇の損傷で手術を受けたエース格のジミー・ネルソンは、6月ごろの復帰を期待しているとジョンソン投手コーチが話しました。ただ肩の手術なのでリハビリの具合によってはずれ込む可能性もありそうです。

今後の補強については、アタナシオ・オーナーが「イエリッチとケインを加えた後でも、ビッグネームの先発投手の1人を獲得する予算の余裕はある」と発言したそうです。

現時点での2018年の年俸総額はおよそ9200万ドルBaseball-Referenceによるとブルワーズの過去最高の年俸総額は約1億1000万ドルなので、それを超える用意があるということでしょうか。


続いて、外野手陣について。

イエリッチとケインの獲得を受け、ライアン・ブラウンが一塁を守る可能性があるとすでに報じられていましたが、ブラウン自身もそれを認めました。二塁を守る可能性についてもスターンズGMと話をしたと言ったそうですが、カウンセル監督は考えていないようですし、まあないでしょう。

外野手の1人キーオン・ブロクストンはオプション切れと考えられていましたが、実はあと1つ残っていたということで、今年もマイナーに送ることができます。

これで外野3つと一塁の4つのポジションを、イエリッチ、ケイン、ブラウン、ドミンゴ・サンタナ、エリック・テイムズの5人で回すことは一応可能です。それでもヘスス・アギラーはオプションがないのでどうにかしないといけません。

ちなみに、トレード候補のブレット・フィリップスは見事なバク宙を決めました。さすがに身体能力は抜群です。


開幕までに先発投手の補強はほぼ間違いなくあるでしょう。FAのダルビッシュ、アリエッタ、コブ、リンの中からだれか1人と契約するのか、それとも余っている外野手を駒にしてトレードで獲得するのか。今後の動きに注目です。