マーリンズのクリスチャン・イエリッチがついに放出されました。

ブルワーズ獲得
クリスチャン・イエリッチ

マーリンズ獲得
ルイス・ブリンソン(OF)
モンテ・ハリソン(OF)
イーサン・ディアス(2B/SS)
ジョーダン・ヤマモト(RHP)

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イエリッチは昨年156試合の出場で.282/.369/.439、18本塁打、16盗塁。契約は残り4年4325万ドル+2020年オプション1500万ドル。

ブリンソンは現在23歳で、ベースボールアメリカの評価でブルワーズ内1位、メジャー全体で18位のプロスペクト。昨年メジャーデビューし21試合の出場で、.106/.236/.277。3Aでは76試合で.331/.400/.562、13本塁打、11盗塁。

ハリソンは2014年2巡目指名の22歳。ベースボールアメリカの評価でブルワーズ内5位、メジャー全体75位のプロスペクト。昨年はA、A+で計122試合に出場し、.272/.350/.481、21本塁打、27盗塁。

ディアスは2014年2巡目指名の21歳。ブルワーズ内9位のプロスペクト。昨年はA+で110試合に出場し、.224/.334/.376、13本塁打、9盗塁。

ヤマモトは2014年12巡目指名の21歳。昨年はA+で22試合(18先発)で防御率2.51、9.2K/9、2.4BB/9。ハワイ出身の日系3世。

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イエリッチはなんといっても安定した貢献と、リーズナブルな契約が5年間残っていることが魅力。投手有利の球場から打者有利の環境に移ることで打撃成績も向上する可能性がありそうです。

イエリッチはブルワーズとブルージェイズが獲得を争っていたとのこと。マーリンズはブルージェイズにゲレーロJr.を要求していたということです。

マーリンズ側から見れば、100点とは言えないもののトップ100に入るプロスペクトを2人獲得できましたし、まずまず妥当な見返りと言えるのではないでしょうか。

そしてもうひとりのトレード候補であるJTリアルミュートについて熱心に交渉しているのはナショナルズだそうです。

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そしてなんとブルワーズはロイヤルズからFAのロレンゾ・ケインと5年8000万ドルで合意したという情報です!


4月に32歳になるケインは昨年155試合に出場し、.300/.363/.440、15本塁打、26盗塁、DRS+5。2004年にドラフトされ、2010年にメジャーデビューを果たした古巣に戻ることになりました。

5年8000万ドルに加え、オールスター出場で30万ドル、MVP獲得で50万ドルのボーナス。トレード拒否権は、1年目は全球団へのトレード拒否権があり、徐々に拒否可能な球団が減っていく契約だということです。

ケインにはドジャース、カブス、ジャイアンツ、インディアンスが興味を持っていたとのこと。ジャイアンツ以外はちょっと意外な名前です。

ケインはロイヤルズからのクオリファイング・オファーを拒否しているので、ブルワーズは上から3番目の指名権を失います。また、ロイヤルズは1巡目の後の指名権を獲得します。

これでブルワーズの外野は左から、クリスチャン・イエリッチ、ロレンゾ・ケイン、ライアン・ブラウンになりそうです。

ポジションがなくなったドミンゴ・サンタナ、ブレット・フィリップスを使って先発投手の獲得に動いているという情報です。

トレードのパートナーとして、ケインにも興味を持っていたというインディアンスを挙げる声もあります。インディアンスは投手が強みで、外野手は左打ちばかり。サンタナは右打ちです。

イエリッチのトレードは、ブリンソンを出すことになったものの、ブルワーズにとって非常に良いトレードではないでしょうか。また、ケインの金額も妥当で、どちらも良い動きだと思います。

ここで終わることはないはずなので、今後もブルワーズの動向には注目です。