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ジャイアンツがインディアンスからFAオースティン・ジャクソンと2年600万ドルで合意しました。2018年の打席数により2019年の年俸が最大250万ドル上昇する契約で、2年最大850万ドルになります。

2月に31歳になるジャクソンは昨年85試合に出場し、.318/.387/.482、7本塁打、3盗塁の成績。2014年以降は成績が落ち込んでいましたが、復活を果たしました。中堅の守備は平均よりやや下。

ただし、左投手相手の起用が多く、対左OPS1.013に対し、対右OPS.756です。また、BABIPも.385と高い数字が出ており、昨年並みの成績を残すのは難しそうです。

ジャイアンツはパイレーツからトレードで獲得したアンドリュー・マカッチェンを右翼で起用する構想を明らかにしており、中堅を守れる選手を探していました。ジャクソンは特に守備が良い選手ではありませんが、昨年のデナード・スパンよりはるかにましです。

ジャクソンはシーズン序盤はほぼレギュラーとして起用されそうです。ただし、マイナーには左打ちのスティーブン・ダガーというプロスペクトが3Aまで到達しており、彼がメジャーに上がってきた場合は2人をプラトーンで起用することが予想されます。

ジャクソンの契約を加えたチームの年俸総額は、ぜいたく税の基準をぎりぎり下回っているという水準です。もし本気でぜいたく税の基準内に収めたいと考えているなら、もうほとんど身動きが取れない状況です。

Photo:Keith Allison