先日、ファンとの交流イベントにおいてカブスの捕手ウィルソン・コントレラスがこんな発言をしました。
「(ヤディアー・モリーナやバスター・ポージーについて)以前は彼らのプレーをたくさん研究した。でも今は自分が彼らより良い選手になると分かっているから、自分のことを見ている」
当然、この発言は物議をかもしました。コントレラスは同時に「長い期間にわたって球界で最高の捕手になりたいと考えている。モリーナがそうだったように、ポージーがそうであるように」と言っているので、2人が最高の捕手であることと認めた上での発言ですが、傲慢ともとれる発言なので仕方がないでしょう。
これに対し、モリーナも自身のインスタグラムで返答しました。オールスターでポージー、サルバドール・ペレスとともに撮った写真を載せ、スペイン語で書かれたコメントでは「序列を尊重しろよ、新米!」と書いています。(ライブドアブログではなぜかインスタグラムのコメント部分が表示されません)
その後、コントレラスはツイッターで「多くの人が誤解している。彼らのことはとてもリスペクトしている。超えたい目標として最高の選手の名前を挙げることは無礼なことではなく、モチベーションや刺激だと考えている」などとコメントし、釈明しています。
Many people have misinterpreted what was said during a recent interview, I see no wrong in taking the best players as personal goals and exceedance. What player doesn’t want to be the best at their position? I know I am lacking many years of experience and only time will tell.
— Willson Contreras (@WContreras40) 2018年1月18日
In my mind I aim to be the best and like I mentioned during the interview, I have enormous respect for these players, I honor and learn so much very time I play against Molina and Posey. I simply used them as examples of achievement in my professional career.
— Willson Contreras (@WContreras40) 2018年1月18日
To use the best players as a model or standard and want to exceed them, I don’t believe is any disrespect simply motivation and Inspiration.
— Willson Contreras (@WContreras40) 2018年1月18日
Have a great night 🙌 God bless you all 🙏🏻
昨年のfWARを見てみると、コントレラスが117試合で3.2、モリーナが136試合で2.1なので、モリーナよりコントレラスの方が上の選手と言っても間違いではありません。
ただそれは打撃成績の差が大きいためで、守備の面ではもちろんモリーナが上です。Baseball Prospectusによると、コントレラスはメジャーデビューした2016年はフレーミング、ブロッキング、スローイングすべてプラスでしたが、2017年はフレーミングが大きくマイナスになってしまっています。
有言実行で今年のコントレラスには捕手として成長した姿を見せてもらいましょう。
Photo:Arturo Pardavila III