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昨年からずっとトレード候補として名前が挙げられているパドレスのブラッド・ハンドが、3年プラス球団オプションで契約延長を結びました。


今回の契約はFAまでの2年とFA後の1年をカバーし、オプションを行使すれば4年間保有できることになります。金額は3年1975万ドル。2021年は1000万ドルの球団オプション(バイアウト100万ドル)。

現地金曜日は年俸調停における希望金額を提出する期限で、多くの選手が今季年俸の合意に至りましたが、ハンドについては情報が挙がっていませんでした。2017年の年俸は137.5万ドルで、2018年の予想年俸は380万ドルとされていました。

ハンドは昨年72試合に登板し、防御率2.16、11.8K/9、2.3BB/9の成績。ブレイクした2016年に続き高いレベルの投球を続けています。

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パドレスはまだ再建途上で、ハンドは絶好のトレードの駒と見られていましたので、ここで契約延長を結ぶのは意外でした。しかし、パドレスはFAのエリック・ホズマーに7年契約を提示したとも報じられており、優勝争いに加われる時期は近いと考えているのかもしれません。

一方、ハンドはここ2年アンドリュー・ミラーと同等とまではいかないものの、左のリリーフ投手としてはトップクラスの成績を残しており、3年1975万ドルという金額はリーズナブルと言えます。そのため、トレードの駒としての価値はさらに高まったと見ることもできます。

パドレスが勝てるチームになるのはまだ先だと思いますし、ハンドの契約が残るうちにギリギリなんとかという感じでしょう。また、ハンドはここ2年で計154試合、168回2/3を投げており、故障もやや心配なところです。契約延長は結びましたが、価値が高いうちにトレードに出した方がいいと思うのですがどうでしょうか。

Photo by Keith Allison