インディアンスからFAのジェイ・ブルースが、メッツと3年3900万ドルで合意したと現地メディアが報じています。2018年が1000万ドル、2019年、2020年が1450万ドルです。

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ブルースは昨年メッツとインディアンスで計146試合に出場し、.254/.324/.508、36本塁打の成績。36本はキャリアハイ。守備も昨年はマイナスでしたが、今年はDRS+6と持ち直しています。

ブルースは8月にインディアンスに移籍後、引き分けを挟まない連勝では史上最長の22連勝を記録したチームに貢献しました。

こちらは22連勝を決めたサヨナラヒットのシーン。あの時の熱気がよみがえります。

ヤンキースとのディビジョンシリーズでも、ジラルディ監督がチャレンジをしないというミスを犯した試合で同点に追いつくホームランを放ち、勝利を呼び込みました。

メッツの外野は、ヨエニス・セスペデス、マイケル・コンフォート、フアン・ラガレス、ブランドン・ニモがいます。左翼セスペデス、中堅コンフォート、右翼ブルースが基本となりそうです。ただし、コンフォートは左肩の手術で開幕には間に合いません。

また、ブルースは球団から一塁での起用もあると伝えられているそうです。一塁にはトッププロスペクトのドミニク・スミスがいますが、昨年メジャーデビューしてからは打率.198とメジャーの壁にぶち当たりました。スミスの成績次第では一塁での起用も増えそうです。

ブルースにはアストロズも興味を示していました。トレードでデレク・フィッシャーを放出したときの選択肢として考えていたそうです。しかし、一時は合意と報じられたパイレーツのゲリット・コールのトレードも結局は成立しておらず、ブルースは昨年途中までプレーしたメッツを選びました。

メッツとしては、ブルースを3年3900万ドルなら割とお買い得な契約になったかなと思います。ブルース側としても、このオフの動きの遅さや本塁打が量産される時代では評価されにくい選手という点を考えると、まずまずの契約ではないでしょうか。