MLB公式サイトによると、来週MLBとMLB選手会が試合時間短縮のためのルール導入に向けて話し合いを行う予定です。ピッチクロックと捕手がマウンドへ向かう回数の制限が主なテーマだということです。
2017年の平均試合時間は3時間5分11秒で、2016年の3時間42秒から約4分半長くなりました。
3Aと2Aではピッチクロックがすでに導入されており、投手はボールを受け取ってから20秒以内にワインドアップかセットポジションに入らなければなりません。2015年に導入された際には、前年よりも試合時間が12分間短縮するという結果が出ました。
昨年のオフにMLBは、ピッチクロックと併せて、捕手がマウンドに向かうのは1イニングで1人の投手につき1回までというルールの導入をMLB選手会に提案しています。その時は選手会側が拒否し、2017シーズンで導入されることはありませんでした。ご存知のように申告敬遠のルールだけが導入されています。
現在の労使協定では、1年前に通知すればMLBは選手会の同意を得なくても新たなルールを導入することが可能となっています。つまり、MLBはピッチクロックと捕手がマウンドへ向かう回数の制限に関するルールを2018シーズンから導入することが可能という状況です。ただし、マンフレッド・コミッショナーはあくまで選手会の協力のもと、ルールを導入したいと話しています。
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個人的には試合時間短縮のために策を講じるのは賛成です。
現在のメジャーリーグの試合のテンポには特に不満は感じていませんが、メジャーよりも平均試合時間が長い日本のプロ野球の試合を見ていると、間延びしていると感じることが多いです。試合のペースを速めることができるならそれに越したことはありません。もしピッチクロックなどで10分も短縮することができれば、体感的にも変わってくるのではないでしょうか。
おそらくマンフレッド・コミッショナーの腹の内は、今年からピッチクロックなどを導入する方向で固まっていると思いますし、実際にそうなる可能性が高いと考えています。
ちなみに、昨年から導入された敬遠申告制については、試合時間短縮の効果がほとんどないので反対です。敬遠に対してファンがブーイングする球場の雰囲気や、暴投になったり敬遠の球を打者が打ったりする可能性も野球のおもしろさのひとつです。
みなさんは試合時間短縮策についてどう考えますか?
Photo by Rich Renomeron