Fangraphsに「Brady Aiken’s Career is Nearing a Crossroads(ブレイディ・エイケンのキャリアは岐路に近づいている)」という記事がありました。

そういえばエイケンの成績はチェックしてなかったなと思い読んでみると、トミー・ジョン手術からの復帰はあまり順調に行っていないようですね。

簡単に説明しておきますと、エイケンは高校生の時にNo.1左腕と高い評価を受けていた投手。2013年に台湾で行われた18U野球ワールドカップの決勝戦では日本相手に好投し、チームを優勝に導きました。



2014年6月のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けましたが、身体検査で左肘に異常が見つかります。アストロズは契約金を650万ドルから500万ドルに減額して提示したため、エイケン側は拒否し契約には至りませんでした。

そして、2015年3月に左肘の違和感を訴えトミー・ジョン手術を受けることに。2015年6月のドラフトでインディアンスから全体17位で指名を受け、契約金250万ドル余りで契約しました。

2016年に実戦復帰し、昨年はトミー・ジョン手術明け初めてのフルシーズン。成績はシングルAで27試合、132回を投げ、5勝13敗、防御率4.77、6.1K/9、6.9BB/9でした。

27試合投げることができたのはポジティブな点だと思いますが、132回を投げて101個の四球というのは見るのが辛いほどの数字です。また、高校時代に最速97マイルに達した速球も、現在はかろうじて90マイルに届く程度だそうです。

エイケンは左腕に問題はないと言い、「90-92マイルでもうまく制球できれば相手の弱点を突き、アウトを取ることができるはずだ」と前向きに話しています。

ただ、手術から丸2年以上経って、球速・コントロールともに昨年のような内容では、かなり厳しい状況と言わざるを得ません。

もちろん、今後エイケンがメジャーに到達することはできないと言い切ることはできません。しかし、エイケンの現状を知ると、1年半も経てば復帰できるだろうと当然のように考えてしまいがちなトミー・ジョン手術も、キャリアを一変させてしまうリスクがあるものだということを改めて認識させられました。