35799794481_6a09be8e91_z

ウェイド・デービスがロッキーズと3年5200万ドルで合意したと現地メディアが報じています。2018年が1600万ドル、2019年が1800万ドル、2020年が1700万ドルです。

4年目の2021年はベスティング・プレイヤー・オプションとなっており、2020年に30回試合を締めれば有効となる1500万ドルのプレイヤーオプションです。30試合に届かなかった場合、1500万ドルの相互オプション(バイアウト100万ドル)となります。

また、トレードされた場合、追加の100万ドルと全球団へのトレード拒否権を得ます。

年平均1733万ドルは、アロルディス・チャップマンがヤンキースと結んだ5年8600万ドルの年平均1720万ドルを抜き、リリーフ投手として史上最高です。

デービスは今季59試合に登板し、4勝2敗32セーブ、防御率2.30、12.1K/9、4.3BB/9、0.9HR/9という成績でした。

デービスはカブスからのクオリファイング・オファーを拒否しており、ロッキーズは上から3番目の指名権である2巡目指名権を失います(ロッキーズは1巡目の後の戦力均衡ランドAに指名権を持つため)。一方、カブスには3巡目の前の指名権が与えられます(カブスはレベニューシェアリング受け取りの対象でないため)。

参考【保存版】新労使協定におけるクオリファイング・オファーについて整理

***

ロッキーズはこのオフすでにジェイク・マギー、ブライアン・ショーとそれぞれ3年2700万ドルで契約しており、ブルペンに思い切って大金を投じて補強してきた形です。

ただし、デービスがトップクラスのクローザーなのは間違いありませんが、少し不安を感じるのも事実です。

防御率は2.30でしたが、FIPは3.38で、BABIP.262、残塁率87.7%は運に恵まれていた感があります。4.3BB/9、0.9HR/9、速球の平均球速94.3マイルはすべて2014年以降ではワーストで、少しずつ力が落ち始めているように感じます。来年以降、クアーズ・フィールドを本拠地にして一流のクローザー並みの成績を維持できるかは不透明と言えそうです。

ロッキーズの先発投手陣はジョン・グレイを筆頭に自前の若い投手が何人も台頭しつつあり、以前よりはるかに希望が持てる状況です。来年もポストシーズンに進出できるかは、大補強したリリーフ陣がカギを握ることになりそうです。

Photo by Keith Allison