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ウィンターミーティング2日目の情報をまとめます。

・ヤンキースがチェイス・ヘッドリーとブライアン・ミッチェルをパドレスに放出しジャバリ・ブラッシュを獲得。ヘッドリーの契約は残り1年1300万ドルでサラリーダンプが目的。ヘッドリーは2014年途中までプレーした古巣にUターン。ミッチェルはメジャーでは結果が出ていないもののマイナーでは好成績で、パドレスではローテーションを争うことに。

・レイズがパドレスからライアン・シンフを獲得。マイナー選手のデイオン・タンセルを放出。シンフは本塁打、四球、三振が多いタイプ。今年はメジャーでもマイナーでも成績が低下。タンセルは23歳でA-でプレー。パドレスはヘッドリー獲得で二塁、三塁を守る選手がヤンガービス・ソラーテ、コーリー・スパンジェンバーグ、カルロス・アスアヘなどあふれているので、ヘッドリー、ソラーテあたりはトレードの可能性がありそう。

・ブライアン・ショーがロッキーズと3年契約。年平均900万ドル前後と見られる。メジャーで唯一5年連続70試合以上登板。今季メジャー最多の79試合で防御率3.52、奪三振率8.6、与四球率2.6。ゴロ率が高くロッキーズ向き。900万ドルはちょっと高く感じるがコロラドに引っ張ってくるためなら仕方ないか。

・トミー・ハンターがフィリーズと2年1800万ドルで契約。今年はレイズとマイナー契約でスタートも、61試合で防御率2.61、奪三振率9.8、与四球率2.1の好成績。フィリーズはパット・ニシェックとも契約したばかり。

・ドリュー・スマイリーがカブスと2年1000万ドルで契約。2018年が300万ドル、2019年が700万ドル。2019年は先発投手として出来高最大600万ドル。リリーフでの出来高も。今年6月末にトミー・ジョン手術を受け来季ほぼ全休。レイズ時代にマッドン監督、ヒッキー投手コーチのもとでプレー。マリナーズはルイス・ゴハラをトレードに出しスマイリーを獲得したものの1球も投げずに終了という悲劇。

・アレクシー・オガンドがインディアンスとマイナー契約。今年は韓国でプレー。

・レイズが国際アマチュア選手のジェルフリー・マーテと契約金およそ80万ドルで契約。16歳のドミニカ人遊撃手であるマーテは7月にツインズと300万ドルで契約も、身体検査で目に問題があるとされ契約無効となっていた。レイズはインターナショナル・ボーナス・プールが44万ドルしか残されていないのでトレードで獲得しなければならない。


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・マーリンズのマーセル・オズーナに興味を持っているのはカージナルス、ナショナルズに加えロッキーズ、ブルージェイズ、レンジャーズ。

・クリスチャン・イエリッチにはブレーブス、ダイアモンドバックス、カージナルスなど10球団以上が興味。イエリッチはオプションも含めると残り5年5800万ドル程度のコスパの良い契約を結んでいるので、オズーナよりもトレードの価値が高い。

・ヤンキースは先発投手を2人補強したいという情報。現時点ではタイガースのマイケル・フルマー、ダイヤモンドバックスのパトリック・コービン、パイレーツのゲリット・コール、ロイヤルズのダニ・ダフィーなどに興味。2人獲得となれば、ジョーダン・モンゴモリーがマイナーへ行くことに。ヘッドリーのトレードにより、ぜいたく税の基準である1億9700万ドルまでは3000万ドル程度の余裕があるとのこと。

・フルマーにはレンジャーズも興味。

・オリオールズはマニー・マチャドをトレードする方向に路線変更したらしい。興味を持っているのは、ヤンキース、カージナルス、フィリーズ、ホワイトソックスなど。FAまで1年で見返りの要求も高くヤンキースは同地区内と、そう簡単にトレードは成立しなさそう。

・インディアンスはカルロス・サンタナとの再契約を逃した場合、ローガン・モリソンが獲得候補の1人。

・ジャイアンツがレッズのビリー・ハミルトン獲得に積極的。今年中堅を守ったデナード・スパンはDRS-27。

・カルロス・ゴンザレスにジャイアンツ、ロイヤルズ、アストロズ、オリオールズ、アスレチックス、レイズ、ブルージェイズ、ロッキーズが興味。

・パドレスがFAのザック・コザート、フィリーズのフレディ・ガルビスに興味。

・ブルワーズはドミンゴ・サンタナの放出に積極的らしい。今季30本塁打でブレイクし2021年まで保有権が残るものの、ブルワーズの外野はトッププロスペクトのブリンソン、フィリップスが控えていてサンタナを”高く売りたい”模様。

・カージナルスがブルージェイズのジョシュ・ドナルドソンに興味。ただしブルージェイズはドナルドソンを放出する予定はなく、アトキンスGMはジェイ・ブルースやカルロス・ゴンザレスなどを補強の候補に挙げているとのこと。

・ウェイド・デービスにカージナルス、ロッキーズが興味。

・フェルナンド・ロドニーにツインズ、レンジャーズ、ダイヤモンドバックス、メッツ、タイガースが興味。ロドニーはロドニー自身もウィンターミーティングの会場にいるとのこと。

・タイガースのアビラGMによると、イアン・キンズラーのトレードは交換相手の具体的な選手名をやり取りするところまで行っているとのこと。引き続きウィンターミーティング中のトレードの可能性大。

・J.D.マルティネスはウィンターミーティングに到着次第、球団と交渉予定。レッドソックスもその中の1つ。

・レンジャーズがダイヤモンドバックスのザック・グレインキーに興味。レンジャーズはグレインキーがトレードを拒否できる15球団に入っていない模様。

・ヤンキース、エンゼルスに加えブルージェイズがCCサバシアに興味。

・スコット・ボラスはナショナルズにジェイク・アリエッタを売り込みもナショナルズは乗り気でない様子。

photo by Arturo Pardavila III