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ファンラグ・スポーツのジョン・ヘイマン記者が、クオリファイング・オファーを提示された9人の選手全員が拒否する予定だと報じました。

今年のクオリファイング・オファーは1740万ドル。提示されたのは次の9人。

・先発投手
ジェイク・アリエッタ(CHC)
ランス・リン(STL)
アレックス・コブ(TB)

・リリーフ投手
ウェイド・デービス(CHC)
グレッグ・ホランド(COL)

・野手
エリック・ホズマー(KC)
ロレンゾ・ケイン(KC)
マイク・ムスタカス(KC)
カルロス・サンタナ(CLE)

これらの選手が他のチームと契約した場合、新たに契約したチームはドラフト指名権などを失い、元の所属チームは補償としてドラフト指名権を得ることになります。この大枠は以前と同じです。

しかし、新労使協定ではその内容が大きく変わっているので注意してください。

拒否されたチームが得られるドラフト指名権は、通常は3巡目の前の指名権となります。ただし、拒否されたチームがレベニューシェアリング受け取りの対象で、拒否した選手が総額5000万ドル以上の契約を結んだ場合、以前のように1巡目の後の指名権をもらえます。

今回の9人が所属していたチームのうち、レイズ、ロッキーズ、ロイヤルズ、インディアンスがレベニューシェアリング受け取りの対象。したがって、コブ、ホランド、ホズマー、ケイン、ムスタカス、サンタナが別のチームと総額5000万ドル以上の契約をを結べば、元の所属チームは1巡目の後の指名権を得ることができます。

カブス、カージナルスはレベニューシェアリング受け取りの対象ではないので、3巡目の前の指名権となります。

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逆にクオリファイング・オファーを拒否した選手と新たに契約を結ぶチームが失うドラフト指名権なども変更になっています。レベニューシェアリング受け取りの対象かどうか、ぜいたく税の基準を超過しているかどうかによって分けられます。

上から2番目と5番目の指名権とインターナショナル・ボーナス・プール(各チームに割り当てられた、海外若手選手との契約金の総額)から100万ドルを失うチーム

ドジャース、ヤンキース、タイガース、ジャイアンツ、ナショナルズ


上から2番目の指名権とインターナショナル・ボーナス・プールから50万ドルを失うチーム

レッドソックス、カブス、ホワイトソックス、エンゼルス、メッツ、フィリーズ、カージナルス、レンジャーズ、ブルージェイズ


上から3番目の指名権を失うチーム

ダイヤモンドバックス、ブレーブス、オリオールズ、レッズ、インディアンス、ロッキーズ、アストロズ、ロイヤルズ、マーリンズ、ブルワーズ、ツインズ、アスレチックス、パイレーツ、パドレス、マリナーズ、レイズ

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以前より複雑なルールで分かりづらくなりましたが、クオリファイング・オファーを拒否した選手と契約する際の負担が軽くなりましたので、著しい不利益を被る選手はいなくなると思います。

新労使協定におけるクオリファイング・オファーの詳しい説明については以前の記事をご覧ください。

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