ワールドシリーズ第7戦、アストロズが5-1で勝利し球団創設56年目にして初のワールドチャンピオンに輝きました!!

ドジャース先発のダルビッシュ有は1回2/3を5失点でノックアウト。こちらの記事で動画も紹介していますのでご覧ください。

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結局、ダルビッシュが失った5点がすべてという試合でした。ドジャースは6回裏にイーシアーのタイムリーで1点を返しますが、得点はこれだけ。



カーショーも3回から4イニングを2安打2四球無失点4奪三振に抑えましたが、好投実らず。



アストロズ先発のマッカラーズもポストシーズン記録の4死球を与えるなど乱調で、3回途中で降板となりましたが、その後ピーコック、リリアーノ、デベンスキー、モートンとつないでリードを守り切りました。

モートンは、6回から4イニングを投げきり勝ち投手。2安打1四球1失点4奪三振の好投でした。



試合終了の瞬間。

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ワールドシリーズMVPはジョージ・スプリンガー。

ワールドシリーズで5本塁打は史上最多タイ、4試合連続本塁打、29塁打、8長打はすべてワールドシリーズ記録更新という大活躍でした。

シャンパンファイト。

試合後のコメント。

 試合後のダルビッシュは「失望というか、自分の引き出しが足りなかったのがすべて。これ(悔しさ)は、しばらく自分の中に残るでしょうけど、しっかりこれを糧にできるようにしたいです」と話した。

 前田健太投手(29)は、「悔しいですね。ワールドチャンピオンになりたかったですし、どうしても勝ちたかった。すごくいい経験をさせてもらいましたし、Wシリーズの舞台に立てたということは、野球選手として幸せだった。この経験を来年以降に生かしていけるようにしたい」と振り返った。

ダルビッシュは試合後の記者会見で目を赤くし、悔しさをにじませた。今オフ、フリーエージェント(FA)となることについて問われると「ホントにワールドシリーズでやり返したいじゃないけど、そういうの(気持ち)がもっと出てくると思うので、そういうチャンスのある球団がベストですけど…」と話し、少し考え込んだ後、「自分はドジャースでやり返したいです」と宣言した。

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ダルビッシュにとっては非常につらい試合となってしまいました。記者やファンからかなり厳しい言葉もあるようですが、それも仕方ないワールドシリーズ2試合の内容だったと思います。

ワールドシリーズになって滑りやすいボールに変わったのが大きな原因だったのは間違いないでしょう。自信を持って自分のボールを投げられない状況ではアストロズと戦うのは不可能でした。

ドジャースと再契約するのか、他のチームに移るのかはわかりませんが、また必ずワールドシリーズの舞台に立ってリベンジしてほしいと思います。

アストロズはもちろんワールドチャンピオンにふさわしい強さでした。ポストシーズン通して、クローザーのジャイルズを始めブルペン陣が信頼できない状況でしたが、マッカラーズ、ピーコック、今日のモートンなど要所要所で長いイニングを投げて試合を締める投手が現れ、チームを救いました。

そしてなんといっても移籍後のバーランダーは本当に頼もしい存在でした。バーランダーなしにアストロズのワールドチャンピオンはなかったでしょう。シーズン途中に加入したバーランダーとダルビッシュの差が両チームを分ける要因になったと言えるかもしれません。

とにかく第7戦までたっぷり楽しませてもらいました。アストロズ、ワールドチャンピオンおめでとう!