ブルワーズが先発右腕のチェイス・アンダーソンと契約延長したと発表しました。

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2年契約プラス球団オプション2年です。契約ボーナス100万ドルで2018年が425万ドル、2019年が600万ドル、球団オプションの2020年が850万ドル、2021年が950万ドルとなっています。それぞれにインセンティブが40万ドルついています。オプションのバイアウトが50万ドルなので、2年1175万ドルが保証され、オプションが行使されインセンティブをすべてクリアすれば、最大で4年3135万ドルとなります。

来月30歳になるアンダーソンは昨年からブルワーズでプレー。この冬スーパー2の選手として2回目の年俸調停だったので、今回の契約延長はFA前の3年とFA後の1年をカバーする契約となります。

メジャーデビューから3年間は防御率4点台でしたが、2017年は25試合に先発し、12勝4敗、防御率2.74、WHIP1.09、奪三振率8.5、与四球率2.6とブレイクしました。

今年は球速が2マイルほどアップし、奪三振率や空振り率で自己最高を記録。球種の割合も変化し、フォーシームやチェンジアップが減る代わりにカッターやカーブを多く使うようになりました。

BABIP.265、残塁率80.5%、HR/FB8.6%はいずれもやや幸運に恵まれていた感があるので、来年も防御率2点台というのは難しそうです。

それでも、結果、内容ともに向上した投手を、リスクの少ない契約でまとめることができたので、ブルワーズにとっては良い契約延長ができたと思います。

特に、同じように今年ブレイクしたジミー・ネルソンが肩の手術で来季の大部分を欠場することが予想される中で、これまで肩や肘の故障歴がなくイニングを稼いでくれそうなアンダーソンは貴重な存在です。来季も安定した活躍が期待されます。