ドジャースとカブスのリーグチャンピオンシップ・シリーズ第3戦。

ドジャースはダルビッシュ有が先発。カブスはカイル・ヘンドリックス。


1回裏、カイル・シュワーバーのソロホームランでカブスがいきなり1点先制。

2回表、ドジャースがアンドレ・イーシアーのソロで同点。

3回表、クリス・テイラーのソロでドジャース1点勝ち越し。

5回表、テイラーのタイムリー三塁打で3-1。

6回表には、2死満塁からダルビッシュがバントで揺さぶって押し出し四球を選び1点追加。4-1。

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ドジャースは8回表にも2点追加し、6-1。9回裏は、ストリップリングが2安打を許しジャンセンを投入せざるを得ませんでしたが、危なげなく3人で抑え試合終了。

ダルビッシュは6回1/3で81球、6安打1四球1失点7奪三振の内容で勝ち投手。ドジャースの先発投手で今ポストシーズン初のクオリティ・スタートです。

ハイライト動画。

ドジャースのブルペンは、ブランドン・モローが8回1死目を取った時点で、このシリーズ合計9イニング無安打で”ノーヒッター”を達成しました。その後ストリップリングがヒットを許しましたが、3試合で10回2/3を投げ、2安打1四球1死球13奪三振で無失点に抑えており、カブスを圧倒しています。

ダルビッシュ、試合後の記者会見。
――敵地の雰囲気はどう感じたか。

「最初のシュワーバーのホームランはすごく盛り上がってるなと思いましたけど、その後は特に気にせずに投げられたと思います」

――1回はカウントを取りにいった球を狙われていたと思う。2回以降、どう立て直した?

「その後もストライクを取ることだけを考えて投げました。アプローチは何も変えてません」

――このスタジアムはいつもそうだが、風の影響は?

「マウンドにいる限りフィールド上は一切風は感じなかったです」

――6回の打席(押し出し四球を選んだ場面)の指示。それと重心落としたりバントの構えは相手が投手として嫌がると思ったことをした?

「監督はホントのギリギリまで代打を出すか迷っていた。最後、行けと言われて、特にこうしろとはなかった。95、6(マイル)のカットする特殊な球を僕が打てるわけがない。フォアボールかデッドボールか何か起きたらいいなと思って打席に立っていた」

――6回、続投となった時の気持ちは?

「ピッチングのことは何も考えてなくて、打席で何ができるかを考えていた」

――レンジャーズのジョン・ダニエルズGMがトミー・ジョン手術の前の状態に戻ってくれればいいと言っていた。ここまでのプロセスどう見ている?

「今はトミー・ジョンの前よりはいい投球内容してるし。今の自分の方がいいピッチャーだと思う。ピッチャーもどの仕事も簡単ではない。極めるってことはないですから。今はいいというだけ」

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ダルビッシュが好投、打線も着実に得点を重ね、ドジャースが危なげない勝利を収めました。これで3連勝、ワールドシリーズ進出に王手です。

カブスはブルペン陣が不安で、早い回にリードし先発投手に長い回を投げてほしいところですが、ドジャースの打線、投手陣がともに強力で思うような試合ができていません。完全に力負けしており、2年連続のワールドチャンピオンは厳しくなりました。

明日の先発はドジャースがアレックス・ウッド、カブスがジェイク・アリエッタです。ドジャースが一気に決めるでしょうか。