ヤンキースは2連敗で後がなくなり、迎えたディビジョンシリーズ第3戦。

先発の田中将大は7回92球を投げ、3安打1四球7奪三振無失点の宝石のような投球!ヤンキースが1-0でインディアンスを破りました。

田中の投球ハイライト動画です。


こちらは全アウトまとめた完全版。



特に印象的だったのが、4回表、アーロン・ジャッジがジェイソン・キプニスの取れそうなライナーを取れず三塁打とし、1死3塁のピンチを迎えたシーン。

続くホセ・ラミレス、ジェイ・ブルースを連続三振に切って取り雄叫びを上げた場面は、これぞ田中という一コマでした。


6回表には、アーロン・ジャッジが2mの身長を活かしたホームランキャッチ!

相手先発のカルロス・カラスコも、投げミスがほとんどない素晴らしい投球で5回2/3を投げ、3安打3四球無失点7奪三振に抑えます。



均衡が破れたのは7回裏。先頭のグレッグ・バードがアンドリュー・ミラーからホームラン!

8回表、1死1塁からアロルディス・チャップマンが登場。9回はピンチも迎えましたが、合計4つの三振を奪って試合を締めました。この日102マイル(約164キロ)以上が10球ありました。


相手先発カラスコとの投手戦を制し、ヤンキースを勝利に導いた田中。試合後の記者会見では、「こういうゲームに投げて勝つためにここに来たと思っているので。前回(2015年)僕はプレーオフで、ワイルドカードゲームで投げた時は負けてしまいましたけど、今回こういう状況の中でこういうゲームに勝てたということが、こっちに来てから1番大きな勝利なんじゃないかなと思っています」とうなずいた。

「全てのヒーローが、マントを身にまとっているわけではない」
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”惑星最高の投手”田中が”光り輝く”投球を見せてくれました。第2戦のジラルディの判断ミスからのごたごたを吹き飛ばす意味でも価値のある試合となりました。

明日はヤンキースがルイス・セベリーノ、インディアンスは中3日のトレバー・バウアーです。セベリーノがレギュラーシーズンのような投球ができるか、第1戦で完璧に抑えられたバウアーを打ち崩せるかがポイントです。