ジラルディ監督の疑問の残る判断もあり、延長13回の末8-9でインディアンスに敗れたヤンキース。

試合後、アロルディス・チャップマンが「シーズン終了後、ジョーの契約が更新されないことを願う。彼は完全な大バカ野郎だ」というインスタグラム上のコメントに”いいね”していたことが発覚しました。

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ジラルディ監督が批判される原因となったのは、ヤンキースが8-3とリードしている6回裏、2死2、3塁で、チャド・グリーンがロニー・チゼンホールに死球を与えたシーン。

球審の判定は死球でしたが、スローモーションでは手ではなくバットのグリップに当たったように見えました。


スローモーション。

2アウト、カウント0ボール2ストライクなので、グリップに当たっていればファウルチップで三振、3アウト。しかし、ジラルディ監督はチャレンジせず。直後、リンドーアの満塁ホームランが生まれ、一気に1点差に迫られました。

捕手のサンチェスもすぐにグリップに当たったとアピールしていましたし、チゼンホールも死球だったときのリアクションではありませんでした。

チャレンジをしなかったジラルディ監督の判断には、ファンや記者からも疑問の声が多く上がりました。

試合後の会見でジラルディ監督は「死球でないことは明らかではなかった。チャレンジは30秒以内にしなければならない。スーパースローモーションで確認するには、それ以上の時間がかかる。それにピッチャーのリズムも崩したくなかった」と話しました。

たしかに、30秒以内では判断が難しかったかもしれません。しかし、ポストシーズンではチャレンジは2度まで可能なので、確実でなくともとりあえずチャレンジをするという選択肢もあったでしょう。

2連敗で窮地に追い込まれたヤンキース。しかし、監督と選手、監督とファンの間に対立を生み出してしまった今日の負けは、ただの1敗よりも重い負けとなってしまいました。