ピッツバーグ・パイレーツの公式ツイッターに、ジョシュ・ハリソンの人間性がうかがえる素晴らしいエピソードが投稿されていたので紹介したいと思います。

その投稿がこちら。
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上の写真が、女の子とボールを渡しに来てくれたベースコーチ、そして受け取ったボールです。
下の画像が、女の子のお母さんがFacebookに投稿した文章。

ざっと訳します。

「昨夜、キンリーを連れて初めてブルワーズの試合を見に行ったの!彼女は家を出るときからグローブを持ってとても楽しんでいたわ。

3回ぐらいにボールが近くに投げられたんだけど、他の男の子がキャッチしてしまった。彼女は泣きだして『ママ、あのボールが欲しかった!』と言ったの。私は『ベースボールは泣いたら負けよ。また必ずチャンスはあるから!』と言ったわ。

すると次の回の終わりにパイレーツの一塁ベースコーチが歩いてきて、彼女にボールを渡してくれた。彼は、『ジョシュ・ハリソンが泣いている女の子を見つけて、その子にボールをプレゼントしたいと言ったんだ』と教えてくれた。彼女も私もとても興奮したわ!

ボールには”1 Peter 5:6”(1 ペテロ 5:6、聖書の目次)と書いてあって、それは”神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神がちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださいます。あなたがたの思い煩いをいっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。"という一節だった。

人生にはときどき、小さな出来事が忘れらない瞬間に変わることがあるのね。本当に素晴らしいひとときで、この投稿がシェアされてハリソン選手に伝わればいいなと思う。彼がキンリーだけでなく私にもどれだけ影響を与えたか。本当に信じられない出来事だった」

という話でした。

聖書の一説はさっくり言うと、辛いことがあっても謙虚に生きていれば必ずいいことがあるよ、ぐらいの意味でしょうか。

ハリソンのやさしさのおかげで、この親子にとっては忘れられない日になりましたね。

選手にとっては162試合のうちの1試合かもしれませんが、観客の一人ひとりにとっては特別な一日です。今回のように初めて観戦に訪れた人もたくさんいます。

ハリソンは普段からそういうことを意識してファンと接しているんでしょう。だからこそこういう心遣いができるんだと思います。

しかも、その場でふさわしい聖書の一節を思い出し、ボールに書くという教養。すごいですね。

これまで以上にハリソンを応援したくなるエピソードでした。