6連敗中のドジャースはホームでのロッキーズ戦。先発はエースのクレイトン・カーショーで連敗ストップに期待がかかりましたが、1-9で完敗。これで7連敗、ここ13試合で12敗目となりました。

カーショーは初回先頭打者からいきなり4連打を許します。これはキャリア初。ノーラン・アレナドには3ランを浴びました。
アレナドは116打点で現在メジャートップです。

カーショーは結局3回2/3で降板。86球、6安打(1本塁打)3四球4失点7奪三振で3敗目(16勝)を喫しました。防御率2.15。

降板後ベンチでグラブを投げつける様子。

もしこの試合に勝てば、開幕から17勝2敗はロサンゼルス・ドジャース史上初の快挙となるはずでした。

ロッキーズは先発のジョン・グレイが90マイル台後半の速球を武器に6回1失点の好投で7勝目(4敗)。防御率4.07。

ドジャースの唯一の見どころは傘下1位のトッププロスペクト、ウォーカー・ビューラーがメジャーデビューを果たし好投したことです。

ビューラーは2015年1巡目指名でプロ入り後トミー・ジョン手術を受け、本格的にマイナーで投げたのは今年が初めて。A+、2A、3Aで計28試合(19先発)に登板し、防御率3.35、WHIP1.11、奪三振率12.7、与四球率3.1の成績。

8回から2イニングを投げ、1安打2奪三振無失点の好投。速球は100マイルを叩き出しました。

本来は先発ですがシーズン途中からリリーフに回っています。今後の登板で相手を圧倒する投球を見せれば、ポストシーズンのロースター入りもあるかもしれません。

まあしかし今のドジャースは全てがうまくいかない状態。なんとか切り替えてポストシーズンに向けて調子を取り戻すしかありません。

現在地区3位のロッキーズは、同地区2位でワイルドカードでもライバルだったダイヤモンドバックスが13連勝したため、ちょっと追いつくのは厳しくなりました。現在確保しているワイルドカード2位の座を死守しなければいけません。カーショー相手に4連戦の初戦を取れたことは大きな1勝となりました。